ごあいさつ


皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

千有余年の歴史を持ついわき湯本温泉(三函の湯)は、明治中頃からの石炭採掘が本格化すると温泉の湧出量は激減し、大正2年、当時の湯本村は現在のいわき市常磐湯本財産区の前身である「湯本区会」を設置し、対策にあたりました。

しかし大正8年に温泉は枯渇し、その後は炭鉱からの揚湯を給湯しておりましたが、昭和30年代からのエネルギー転換により炭鉱の閉山が進む中、炭鉱閉山後の温泉の恒久的な確保が不可欠とされてきました。

このような状況の中、昭和51年3月にいわき市といわき市常磐湯本財産区および常磐興産株式会社の三者が炭鉱閉山に伴う温泉確保のために温泉利用に関する基本協定を締結し、三者共同出資による常磐湯本温泉株式会社が設立され今日に至っております。

今後とも、長い歴史を持つこの貴重な観光資源であるいわき湯本温泉に安心してお使いいただける温泉を安定的に供給して参る所存でありますので、皆様には、なお一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。